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キク類 : ウィキペディア日本語版
キク類[きくるい]

キク類(キクるい、asterids)とは、APG植物分類体系の各版において、被子植物の分類のために使われているクレードのひとつである。キク群あるいはキク目群とも。
第2版から第3版への改訂に際しては、真正キク類I、同IIといっていた下位クレードをそれぞれシソ類、キキョウ類に改めた。また、キキョウ類では目への所属が未確定だった科を、目を新たに設定した上で所属させている。
このクレードに属する多くの分類群は、クロンキストの体系 (1981) ではキク亜綱に、さらに先行するエングラーでは合弁花植物亜綱に含まれていた。「キク類」(asterids) はAPG IIIが論文中で使っているように、複数形で小文字である。意図するところは命名規約上の正式な階級を与えるものではなく、このグループの概要を代表的な植物の名称で表すことにある。このクレードはコア真正双子葉類の中でバラ類に並ぶ大きなグループである。
== 下位の分類 ==
APG IIIにおいて含まれる分類群は以下の通り〔。
* クレード キク類
 * ミズキ目 Cornales
 * ツツジ目 Ericales
 * クレード シソ類 lamiids(真正キク類I euasterids I)
  * ムラサキ科ホプレスティグマ科を含む) Boraginaceae
  * ウァーリア科 Vahliaceae
  * クロタキカズラ科 Icacinaceae
  * メッテニウサ科 Metteniusaceae
  * オンコテカ科 Oncothecaceae
  * ガリア目 Garryales
  * リンドウ目 Gentianales
  * シソ目 Lamiales
  * ナス目 Solanales
 * クレード キキョウ類 campanulids(真正キク類II euasterids II)
  * モチノキ目 Aquifoliales
  * キク目 Asterales
  * †エスカロニア目 Escalloniales
  * †ブルニア目 Bruniales
  * †パラクリフィア目 Paracryphiales
  * マツムシソウ目 Dipsacales
  * セリ目 Apiales
:APG IIには無かったが、APG IIIで設定された目

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キク類」の詳細全文を読む



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