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キグレNewサーカス[きぐれにゅーさーかす]
キグレNewサーカス(キグレニューサーカス)は、かつて活動していた日本のサーカス団である。北海道札幌市に本部を置いた。運営会社は、北海道札幌市中央区伏見3丁目16に所在した株式会社キグレサーカス。 == 概要 == 1942年(昭和17年)水野伊佐夫によって設立。もっとも古く歴史ある日本のサーカスであった。4代目の代にサーカスとして日本初の株式会社となり、後楽園球場での公演を数回にわたり成功させた。モナコで行われたサーカスオリンピックの日本代表で初参戦し見事に金メダルを獲得するなどの異名を成し遂げた。 キグレNewサーカスの特徴は「進化し続けるサーカス」と言え、三木のり平をはじめ萩本欽一などの演出によるオリジナルの物語でミュージカルと日本の伝統芸能を織りまぜ、音楽演出に宇崎竜土、衣装にコシノジュンコを取り入れるなど斬新な企画により、従来からのサーカスのイメージを一転させた。 また、マスメディアにも多数出演し芸能人かくし芸大会の常連でもあった。キグレサーカスの代表作と言えるのは、1978年に発刊された草鹿宏著作のノンフィクション作品、翔べイカロスの翼が有名だ。この作品は、主題歌の道化師のソネット共に大ヒットしたさだまさし主演映画をはじめ、ドラマ西城秀樹、ミュージカル子門真人、などがある。他、TBSドラマ「サーカス村裏通り」主演 松坂慶子の作品。フィクション出はあるが安達祐実の代表作家なき子劇場版「共演堂本光一」でもキグレサーカスがそのまま舞台となっている。ナインティナインの岡村隆史が番組の企画で参加したり、遠藤久美子が空中ブランコに挑戦したりしたことでも知られた。 かつては観客定員が3500人規模の興行を行っていたこともあったが、2000年代には観客の減少により興行規模の縮小を余儀なくされるなど業績は低迷していた。さらに、2009年10月に埼玉県川越市で行われた興行が、当時流行していた新型インフルエンザの影響を大きく受ける形となって大幅赤字を出すなど、資金繰りが悪化。このため、2010年9月末に従業員35人全員を解雇し、同年10月23日から群馬県前橋市で予定していた興行を中止。同年10月19日付で事業を停止した。負債総額は5億8000万円で、法的整理を行わず、資産処分終了後に廃業した
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キグレNewサーカス」の詳細全文を読む
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