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キサイロナス : ウィキペディア日本語版
キサイロナス

キサイロナス(現代ギリシャ語:, Kitheronas, 古代ギリシャ語:, Kithairon, キタイローンキタイロン)は、ギリシャ中央にある全長16kmの山麓。北のボイオーティア、南のアッティカ北部との境である。石灰岩ででき、最高標高は1,409m。その最北端はPastra山である。
ギリシア神話の中で、キタイローン山麓はディオニューソスを祀る山であるばかりでなく、さまざまな事件の舞台となっている。この山にオイディプースは捨てられ、斜面ではアクタイオーンペンテウスがともにバラバラにされて殺された。
有史時代になると、紀元前479年プラタイアの戦いの舞台で、戦いの本番の前に多くの小競り合いが行われた。その後は、アテナイテーバイの国境争いが起こり、プラタイアとエリュトライ(現Erythres)に要塞が建てられた。プラタイアの人々はキタイローン山麓を最初の王として擬人化した。「プラタイア人は彼以前にアーソーポスとキタイローン以外の王を知らない。後者は後に山の名に、前者は河の名で伝えられている」〔パウサニアス、9.1.2。〕。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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