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キサントゲン酸 : ウィキペディア日本語版
キサントゲン酸[きさんとげんさん]

キサントゲン酸(キサントゲンさん、xanthic acid)とは、一般式が ROC(=S)SH と表される有機硫黄化合物のこと。あるいは特に O-エチル体 C2H5OC(=S)SH の慣用名。遊離のキサントゲン酸は一般に安定性に乏しく、もっぱら S-エステルや塩の形で取り扱われる。ジチオカルボン酸 (dithiocarbonic acid) の O-エステルにあたるため、IUPAC はすでに「キサントゲン酸」の名称の使用を推奨していない (not recommended)。誘導体も含め黄色い化合物が多く、キサントプロテイン反応キサントフィルと同様に、黄色という意味のギリシャ語由来の接頭辞 ''xanth-'' を冠する。
== キサントゲン酸塩 ==
キサントゲン酸のカリウム塩は、アルコール二硫化炭素水酸化カリウムを反応させると生成する。O-エチル体は淡黄色の固体で、市販品も入手可能である。
: \rm ROH + CS_2 + KOH \longrightarrow ROC(=S)SK
分析化学におけるキレート剤としての利用が知られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キサントゲン酸」の詳細全文を読む



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