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キシュキンダー
キシュキンダー(ラテン文字表記:Kishkindhā、サンスクリット: किष्किन्धा)は、インドの叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する地名で、ヴァナラ(猿)族の都とされる。キシュキンダーは広大な洞窟の中にあり、市街は宝石で美しく飾られ、豊かな庭園で満ちているとされる。 『ラーマーヤナ』第3巻(キシュキンダー・カーンダ)はキシュキンダーを舞台とし、ヴァナラ族の王位をめぐる争いが主題となっている。 王国初代の王リクシャラージャには2人の息子ヴァーリンとスグリーヴァがいたが、彼らは対立関係にあった。ラーマはこの兄弟のうちスグリーヴァに味方し、彼が王国を取り戻すのを援助した。王位に就いたスグリーヴァは世界中に居住しているヴァナラ族をキシュキンダーに結集し、ラーマに協力したとされる。 なお、キシュキンダーは現在の南インドのカルナータカ州、マイソールであると考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キシュキンダー」の詳細全文を読む
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