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キタキツネ : ウィキペディア日本語版
キタキツネ

キタキツネ(北狐、''Vulpes vulpes schrencki'' )は、北半球に広く分布するアカギツネ亜種。日本では北海道樺太および周辺島嶼に生息する。
名称「北狐」(きたきつね)は、1924年大正13年)に岸田久吉〔理学博士、農学博士 --『野生動物調査痕跡学図鑑』(p397)より。〕が樺太に生息する本種に対して命名したものだが、その後に北海道と千島列島南部に生息する本種も「北狐」と呼称されるようになった〔『野生動物調査痕跡学図鑑』(p361)より。〕。
アイヌ語ではチロンヌプ(cironnup)、スマリ(sumari)、キモッペ(kimotpe)、フレプ(hurep)などの名称がある〔知里真志保『分類アイヌ語辞典』〕。
1978年(昭和53年)公開のドキュメンタリー映画『キタキツネ物語』でよく知られるようになった。
== 形態 ==
本州四国九州に生息するホンドギツネよりも全体的にやや大きく、耳の裏と四肢の足首の部分が黒い。 大陸系のアカギツネと相似点が多い。
数は、切歯が上6本下6本、犬歯が上2本下2本、小臼歯が上8本下8本、大臼歯が上4本下6本、合計42本。乳頭数は、胸部1対、腹部2対、鼠径部1対、合計8個(7 - 10個の個体例あり)。指趾数(の数)は、前肢が5本、後肢が4本、合計18本〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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