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キックベースボール : ウィキペディア日本語版
キックベースボール

キックベースボールは、子供の遊び、スポーツの一種で、野球サッカーボール(若しくはそれに近い大きさのボール)を使用して行う物である。略称は「キックベース」(本項も以降キックベースと記す)。「フットベースボール」、「キーベー」、「ケッチ」、「蹴り野球」とも呼ばれる。
== 歴史 ==
キックベースボールは1917年頃に、アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティにあるCincinnati Park Playgroundsの管理者であったNicholas C Seussによって考案された。1920年から1921年頃に、「キックボール」は、若い男女に野球の基礎を教えるために公立学校の体育教師によって使われていた。この頃、ボールにはサッカーボールあるいはバレーボールが使用されていた。10人から13人の選手によって行われ、競技場にはボールがキックされるまで入ってはいけない「ニュートラルゾーン」が設けられていた。ピッチャーはおらず、ボールは3フィートの円でできたホームエリアからキックされた。ボールは5フィートラインを越えて飛ばなければならない。走者は一塁だけ進むことができた。チームの全員がキックし終わった後に攻守交代とされた。

この当時は野球と同じ競技場で行われていたが、塁は野球の2塁の相当するものだけだった。そのため、複数の選手が一つの塁の同時に止まることがあったが、最後のキッカーが蹴り終わるまでに全員ホームに戻る必要があった。
また、野球のショートに相当するポジションが2つ(1塁と2塁の間、2塁と3塁の間)あった。
アメリカ人の第二次世界大戦特派員Ernie Pyleは、1942年から1943年のの間、合衆国の兵士によってキックボールがプレーされたと伝えている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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