|
マーキュリー・レコード(Mercury Records)は、1945年にアメリカ合衆国イリノイ州シカゴで設立されたレコード会社。 現在はユニバーサル ミュージック グループの傘下にあり、イギリスに形式上の本部を置く。アメリカでは、名称とロゴはバック・カタログとリイシューにのみ使われている。 == 沿革 == 1945年にアーヴィン・グリーン、バール・アダムス、アーサー・タルマッジによって設立。クラシック、カントリー・ミュージックなどジャンル不問で手広く扱ったが、特にジャズ、ブルース、ロックンロールなど新興部門に焦点を当て、商業的成功を収めた。 エロール・ガーナーやダイナ・ワシントンが初期の代表的なミュージシャンとして知られる。シカゴとミズーリ州セントルイスの2箇所にプレス工場を開いた。 1940年代後半にはキーノート・レコードを買収し、1950年代にはプロデューサーのノーマン・グランツと組んで、一連の作品を専売。 1954年にはジャズ部門を独立させたエマーシー・レコードを設立。また、映画のサウンドトラック用35mmテープを流用したクラシックの高音質録音を逸早く手掛け、チャイコフスキーの大序曲「1812年」(1958年録音、アンタル・ドラティ指揮ミネアポリス交響楽団)等の名録音を生んだ。 1961年にフィリップス・レコードに買収され、傘下のレーベルとなり、以降親会社が流転する。マーキュリーはR&Bだけでなく、バーケイズやカメオ、コン・ファンク・シャンなどファンクのジャンルにも強いのがレーベルの一つの特色だった。1980年代にはポリグラムにフィリップス・レコードごと買収される。 1998年末にポリグラムがMCAレコードを有するシーグラムに買収され、両社はユニバーサル ミュージック グループに統合される。再編成でマーキュリーはアイランド・デフ・ジャム・ミュージック・グループに組み込まれ、所属ポップアーティストはアイランド・レコードとデフ・ジャム・レコードレーベルに分配された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マーキュリー・レコード」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mercury Records 」があります。 スポンサード リンク
|