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キノクニスズカケ
キノクニスズカケ ''Veronicastrum tagawae'' (Ohwi) Yamazaki は、クガイソウ属の植物。地表を這うように伸び、短い穂状の花序を着ける。紀伊半島南部の固有種。 == 特徴 == 多年生の草本〔以下、主として佐竹他(1981),p.107〕。ただし春に次の芽が伸び出してから前年の茎が枯れるので、低木に見える。茎は短い毛があり、斜めに立って高さ1-1.5m程度になる。往々に先端が下がって地表に着き、そこから根を出し、新たな芽を出す〔和歌山県(2001)p.328〕。 葉は互生、5-10mmの葉柄があり、葉身は厚手で卵形、長さは10-13mm、幅は4-7mm。先端は尾状に伸びて尖り、基部は丸い。縁には平たい三角で先端が尖る鋸歯がある。表面は無毛だが、裏面では脈上に短い毛がある。 花期は9月後半から10月前半で、葉腋から短い円柱状の花序を立てる。花は花序に密につき、花冠は長さ7mmで白い。花冠の先端は浅く4裂し、2本の雄蘂が長く跳び出す。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キノクニスズカケ」の詳細全文を読む
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