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キャスタミアの雨 : ウィキペディア日本語版
キャスタミアの雨[きゃすたみあのあめ]

キャスタミアの雨』はHBO(日本ではスター・チャンネルが放送)のファンタジー・ドラマ・シリーズである『ゲーム・オブ・スローンズ』の第3章『戦乱の嵐-前篇-』の第9話である。プロデューサーでもあるデイヴィッド・ベニオフD・B・ワイスによって、原作『剣嵐の大地』に基づいて脚本が書かれ、 デヴィッド・ナッターが監督した。
本エピソードは〈釁られた婚儀〉として原作の中でも最も記憶に残る出来事である、エドミュア・タリーとロズリン・フレイの婚儀を中心に描く。その他、ブラン・スタークの一行は二つに分かれることを余儀なくされ、ジョン・スノウの忠誠心は試練にさらされ、 デナーリスユンカイ侵略を企む。
タイトルは、七王国で人気の歌の名であり、詞の内容は、かつてラニスター家の有力な旗主であったキャスタミアのレイン家が反逆した時に、タイウィンが冷酷に鎮圧したことを歌い、タイウィンの恐ろしさを警告するものである。レイン家と雨(レイン)がかけられている。
本エピソードによって、デイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスは2013年プライムタイム・エミー賞脚本賞ドラマ部門にノミネートされた。
==あらすじ==

===〈北部〉===
〈壁〉の北で、サムウェル・ターリー(ジョン・ブラッドリー)とジリ(ハンナ・マリー)は南に旅を続ける。サムは、〈壁〉沿いの無人の城である〈夜の砦〉の出入り口を使って〈壁〉を超えるつもりだと言う。
〈壁〉の南で、ブラン(アイザック・ヘンプステッド=ライト)の一行は放棄された粉挽き場で休む。ジョン・スノウ(キット・ハリントン)と〈野人〉の一行は、馬飼いの老人の家を襲い、馬と金を奪うが馬飼いは逃げる。粉挽き場で、ブランとジョジェン・リード(トーマス・サングスター)が〈壁〉を超える方法を話し合っている時、ミーラ・リード(エリー・ケンドリック)は馬飼いが通りかかるのに気づく。馬飼いが〈野人〉たちに捕われた後、ホーダーが雷におびえて叫び始め、〈野人〉たちに見つかりそうになる。ブランは〈狼潜り〉(ウォーグ)の能力を使ってホーダーの心に入り意識を失わせる。
粉ひき場の外で、トアマンドは馬飼いを殺そうとするが、忠誠心を試すためにジョンに殺させようと、オレル(マッケンジー・クルック)が提案する。ジョンは無実の人間を殺すことができず、イグリット(ローズ・レスリー)が代わりに矢で殺す。ジョンの本心を知り、トアマンドはジョンを殺すよう命令する。イグリットがジョンを守ろうとするが、ジョンはイグリットを押しのける。ジョンがオレルと戦う間、トアマンドがイグリットを抑え込む。ブランは自分のダイアウルフのサマーの心に入ってジョンを助ける。狼たちがほかの〈野人〉たちを襲う間、ジョンはオレルを殺し、馬を盗み、イグリットを置き去りにして逃げて〈壁〉に向かう。夜、ブランはオシャ(ナタリア・テナ)に、リコンを連れてスターク家の旗主アンバー家の本拠である〈最後の炉端城〉(ラスト・ハース)に行くよう頼み、自分達は〈三つ目の鴉〉を探しに〈壁〉の向こう側に行くと言う。一行はすぐに出発する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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