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キャブオーバー : ウィキペディア日本語版
キャブオーバー
キャブオーバー、またはキャブオーバー型とは、自動車の構造上の分類の一つ。エンジンの上にキャブ(運転席)があるものを意味し、主にトラックなど中・大型車で使われている。以降の記述も特筆しない限りトラックを前提とする。
== 概要 ==

英語では Cab over the Engine と呼ばれ、運転席(cabin:キャビン)がエンジンの上にある(over:オーバー)形式の車両の総称で、COEと略されることも多い。商標としては、ジープランドローバーの「フォワードコントロール」(略称 FC = エンジンやトランスミッションを前方から操作する)という表現もある。
対義語としてボンネット型あるいはボンネットトラックという用語(英語ではForward-mounted engine = 前置きエンジン等と呼ばれる)があり、運転台の前方に細長く伸びたボンネットの中にエンジンが収められている。
キャブオーバーはトラックの構造としては、世界中の殆どの国で主流の形式である。日本やヨーロッパなど世界各地のメーカーは、小型から大型までキャブオーバー型のトラックを生産している。ボンネットトラックはごく一部の特殊な車両に限られており、全てのモデルがキャブオーバー型という会社は多い。
これと全く逆の傾向があるのがアメリカカナダ。これらの国ではボンネット型が主流であり、北米のメーカーは小型トラックから大型トラックに至るまで、ほぼ全てのクラスでボンネット型を用意している。キャブオーバー車もあるが、用意されるのは中型以下のトラックやバス、消防車やごみ収集車といった特装車など、ごく一部に限られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キャブオーバー」の詳細全文を読む



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