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キャロブ : ウィキペディア日本語版
キャロブ

キャロブ (carob) は、マメ科の植物であるイナゴマメ、またはその果肉を乾燥させ粉末状にした食品。本項では主に食品としてのキャロブ(キャロブパウダー)について記述する。
== 概要 ==
キャロブは主に地中海付近で栽培されるマメ科の植物で、カルシウム鉄分食物繊維等を豊富に含むため、日本では主に健康食品として用いられる。特に、キャロブの鞘から抽出されるピニトールには、血糖値改善作用や肝機能の改善効果が認められる。キャロブパウダーは莢の中の黒い果肉部分を粉末状にしたもので、現地ではコーヒーココアの代用品として用いられている(カフェインは含まれていないが、鉄分の風味が幾分強め)。
果肉自体に甘みがついているため、キャロブを使ったチョコレートのような菓子も作られている。風味もチョコレートによく似ており、チョコレートアレルギーを起こす子供やペットでも安心して食べられる。ただしキャロブ自体にアレルギー反応を起こす人もいるため注意が必要。
また清涼飲料コンポートリキュールの材料にもなっている。
種子は大きさや重さがほぼ均一であったことから、ギリシャ語名が宝石の重さやの純度を示す単位カラット」の語源ともなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キャロブ」の詳細全文を読む



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