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キャロル・ウェルスマン(Carol Welsman、1960年9月29日 - )は、トロント生まれのカナダのジャズ・ヴォーカリスト、ピアニスト。彼女は、指揮者で作曲家であったフランク・ウェルスマン (Frank Welsman) の孫娘であり、作曲家ジョン・ウェルスマン (John Welsman) の妹である。ジュノー賞には5回のノミネートされたことがある。 == 経歴 == キャロル・ウェルスマンは、ボストンのバークリー音楽大学でピアノ演奏を学んだ。また、ヨーロッパに渡って声楽を学んだ。 1990年、トロントにもどった彼女は、トロント大学でジャズ演奏の実技を担当する教員となり、学生への個別指導にあたるとともに、ジャズ・ヴォーカルの即興アンサンブルを編成して指導にあたった。以降、カナダやアメリカ合衆国の様々な大学等において、授業を行ったり、クリニックやワークショップを開催している〔キャロル・ウェルスマンの教育活動実績に説いては、オンラインで公開されている本人の履歴書を参照:online resume 〕。 1995年、ウェルスマンは、ジャズのスタンダード曲に加えて、自作の楽曲「This Lullaby」を収録したCD『''Lucky to be me''』を発表したが、後に2004年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件について特集したラリー・キングの番組に出演した際、彼女はこの「This Lullaby」を歌った〔インタビューとパフォーマンスの一部:YOUTUBE 〕。この曲は、セリーヌ・ディオンが2004年のCD『''Miracle''』において「Baby, Close Your Eyes」という曲名で取り上げている。 ウェルスマンは、レイ・チャールズや、プッシーキャット・ドールズのニコール・シャージンガーをはじめとして、数名の歌手たちに歌詞も提供している。2000年には、ハービー・ハンコックとともに、ビルボード誌のジャズ賞でホスト役のひとりとして登場した。 2005年には、彼女を取り上げたドキュメンタリー『''Language of Love''』がストーミー・ナイツ・プロダクション (Stormy NIghts productions) によって制作された。ブラジル、イタリア、北アメリカなどで撮影されたこのドキュメンタリーの中で、彼女はハービー・ハンコックや、ブラジルのスーパースターであるジャヴァン (Djavan)、ロマーノ・ムスマッラなどと共演している。 ペギー・リーの持ち歌を取り上げた、2009年のCD『''I Like Men''』は、『USAトゥデイ』紙の年間アルバム・トップ5のひとつに選ばれた。2010年4月30日には、マリアン・マクパートランド (Marian McPartland) のラジオ番組『''Piano Jazz''』に出演し、ゲスト司会者だったジョン・ウェーバー (Jon Weber) からインタビューを受けた〔NPR Radio broadcast 〕。 キャロル・ウェルスマンは、英語が母語であり、ほとんどの楽曲の歌詞も英語で書かれているが、彼女はフランス語でも歌い、教えており、一部の楽曲の歌詞はポルトガル語で書かれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キャロル・ウェルスマン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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