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キュビエ器官 : ウィキペディア日本語版
キュビエ器官[-きかん]

キュビエ器官 (-きかん、キュビエ氏管、キュビエ管とも。ジョルジュ・キュヴィエにちなんで名付けられた) はナマコが外敵から身を守るために用いる器官。
==概要==
キュビエ器官はナマコ綱に属する多くの種で見られ、えらまたは直腸から変化したものであると考えられている。この器官を持つナマコは外敵から襲われた際、キュビエ器官を体内から放出する。放出されたキュビエ器官は粘液の絡んだ細い糸から成る網のような形状をしており、ナマコを襲おうとした魚やカニなどの動きを封じる働きをする。放出された器官が体内に戻ることはなく、ナマコ本体からは切り離される。放出後1〜3ヶ月程度で体内に再生する〔なまこの生態 ||| 能登なまこドットコム 能登なまこ加工協同組合のサイト〕。日本でよく見られ食用に供されるマナマコはこの器官を持たない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キュビエ器官」の詳細全文を読む



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