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キュロスの教育[きゅろすのきょういく] 『キュロスの教育』(Cyropaedia)は、古代ギリシア・アテナイの軍人で著述家クセノポンの代表作で、アケメネス朝ペルシアを興したキュロス2世を主役とする全8巻からなる物語。 ==内容== 本書のキュロスはペルシア王のキュロス2世(大キュロス)であり、別のクセノポンの代表作『アナバシス』に登場する小キュロスとは全くの別人である。 基本的に本書ではキュロスの生涯が描かれているが、「パンテイアとアブラダタスの物語」等、他の登場人物の物語も数多く挿入され、歴史的な経過もヘロドトスなどの記録とは大きく内容が異なる。一例に本書では、キュロスの最後は病没だが、『ヘロドトス 歴史』では戦死したと記述される。 本書におけるキュロスは、著者のクセノポンにより理想化された人物であり、物語を通して著者独自の政治哲学的見解が述べられている。そのため、著者の創作や歴史的事実の改変が行われており、同著者のアナバシスやギリシア史のような歴史書とは趣を異にする作品である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キュロスの教育」の詳細全文を読む
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