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キューバの国家元首[きゅーばのこっかげんしゅ]
キューバの国家元首は、現行憲法の規定により、国家評議会議長()が務める。1976年の議長職設置以来、一貫してフィデル・カストロがその職務に就いていたが、2008年2月24日に弟のラウル・カストロが第2代国家評議会議長に就任した。現行憲法が制定された1976年以前は、大統領(Presidente)がキューバの国家元首であった。なお、日本語では1976年を境に国家元首の名称が変わるが、キューバの公用語であるスペイン語ではいずれも「Presidente」という称号が用いられている。
==権限== 社会主義国の元首はソビエト連邦最高会議幹部会議長や中華人民共和国主席、東ドイツの国家評議会議長のように元首としての権限自体は象徴的・儀礼的なものであることが多い(支配政党の書記長・総書記が実質的な国家の最高指導者であり、彼らが元首を兼務している場合でも権力の源泉は国家を指導する党の指導者であることが多い)が、1976年以降のキューバの元首である国家評議会議長は閣僚評議会議長(首相)を兼務し、キューバ憲法第93条でも「国及び政府の総合的政策を指導する」「大臣又は中央行政機構を指揮する」「すべての軍隊の最高指揮権を行使し及び全編成を決定する」など国家評議会議長の地位そのものに強大な権限が与えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キューバの国家元首」の詳細全文を読む
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