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キリストの幼時[きりすとのようじ]
『キリストの幼時』(''L'enfance du Christ'')作品25は、エクトール・ベルリオーズが作曲した3部からなる声楽作品。 == 概要 == まず「羊飼いたちの別れ」が、1850年11月12日にパリのフィルハーモニー協会のコンサートで発表された。この時ベルリオーズは作曲者として自分の名を伏せ、「パリの宮廷礼拝堂の楽長ピエール・デュクレが1679年に作曲した古風なオラトリオの断章」と称して発表した。これが功を奏し、聴衆も批評家たちもこの触れ込みを疑わず、作品は好評を博した。後にベルリオーズは自分の作曲であると明かしたが、評価が覆ることはなかった。 ベルリオーズはこれをさらに発展、拡大させて3部構成の作品に仕上げた。第2部は1850年のうちに、第1部と第3部は同年から1854年にかけて作曲された。フランス語のテクストは、全曲を通じてベルリオーズ自身による。3部構成で全曲演奏に1時間30分を要するものの、オペラ的要素を加えないため、オラトリオとして扱われることが多い。題材は、マタイ伝第2章のヘロデ王による幼児虐殺と聖家族のエジプトへの逃避から取られている。この全3部版は1854年12月10日に、パリので作曲者の指揮により初演された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キリストの幼時」の詳細全文を読む
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