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キリストの王権[きりすとのおうけん] キリストの王権(キリストのおうけん、the kingship of Christ)とは、イエス・キリストの王権についての神学である。本項ではイングランドおよびスコットランドの改革派の神学につき詳述する。 == 改革派教会 == ジャン・カルヴァンは、『キリスト教綱要』2篇15章のキリスト三職務の解説で、キリストの霊的な王権を強調しており、キリストが聖霊によって油注ぎを受けたと教えている〔ジャン・カルヴァン『キリスト教綱要』改革派教会〕〔『リフォームド神学事典』いのちのことば社〕。改革派教会においては、スコットランド教会のジョン・ノックス、アンドリュー・メルヴィル、カベナンター、イングランドで聖書信仰に立ったピューリタン、トーマス・カートライトにとって重要な神学であり、その中でも改革長老教会のウィリアム・サイミントンの研究が代表的である〔『日本宣教と天皇制』収録瀧浦滋「天皇制を聖書から考える」いのちのことば社〕。これを理解するには、信仰の自由と反キリストの教理が必要となる。キリストのみことばによって、教会と国家が直接支配されるという真理がキリストの王権である〔。 唯一の王権には、創造主の全能の王権と、キリストの仲保者としての王権の二つの次元があり、さらに仲保者としての王権には、教会に対する霊的王権と、国家に対する宇宙的王権がある〔。 聖書箇所は創造と贖いにおいてはエゼキエル37:24-28、詩篇103:17-19、マタイ28:18-20、ヘブル13:20-21、詩篇では詩篇93:1,95:3,96:10,97:1,98:6,99:1、具体的にはゼカリヤ9:9-11、イザヤ33:17、詩篇149:2、イザヤ6:5、詩篇24:7-9である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キリストの王権」の詳細全文を読む
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