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バイエルン・キリスト教社会同盟(バイエルン・キリストきょうしゃかいどうめい、, 略称:)は、ドイツのバイエルン州を地盤とする地域政党である。ドイツで最も保守的な政党とされ、同国内では「CSUより右に民主的政党はあり得ない」(つまり、CSUより右は極右政党)と言われている。 なお「社会」とあるがもちろん社会主義政党ではなく、むしろ社会保守主義的な政党であるが、経済政策においては社会的市場経済を支持し発展させている。 キリスト教民主同盟(CDU)とは姉妹政党の関係にあり、連邦議会では常に共同の統一院内会派(CDU/CSU)を組んできた。組織面では独立しているが、政治目標ではCDUとほぼ一致する。なお、CSUはバイエルン州でしか活動しない地域政党であり、また全国政党のCDUもバイエルン州では活動しない。そのため、CSUとCDUは競合せず、事実上CSUはCDUのバイエルン支部となっている。 == 来歴 == 前身はヴァイマル共和国におけるバイエルン人民党であり、ひいては1870年に、オットー・フォン・ビスマルクに対抗して作られた、カトリック教会によるドイツ中央党の系譜を引き継いでいる政党である。 1954年から1957年の間を除いてバイエルン州政権を独占、特に1962年以降は2008年~2013年の間を除いて州議会で単独過半数を占めており、州と党とカトリック教会という強力な三位一体をなしている。2003年の選挙では総議席の3分の2を占めた。2013年の州議会選挙では5年ぶりに過半数を獲得し、定数180で101議席を占めている。これは選挙制度に比例代表制を用いていることを考えると、驚くべき結果である。 2002年の連邦議会選挙ではドイツ全国でも比例で9%の得票率で58議席を獲得したが、バイエルン州のみで見るならば平均得票率は58.6%、選挙区によっては70%を越える選挙区もある(バイエルンがいかに保守的で地方主義的かという証拠でもある)。2005年の選挙では7.4%の得票率で46議席を、2009年の選挙では6.5%の得票率で45議席を獲得した。この45議席は、全て小選挙区当選である(全体の議席配分は比例代表に従うので、小選挙区当選者が比例配分枠を超えれば、比例当選者は出なくなる仕組み)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キリスト教社会同盟」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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