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クイズところ変われば : ウィキペディア日本語版
クイズところ変れば!?[くいずところかわれば]

クイズところ変れば!?』(クイズところかわれば)は、テレビ東京系列局ほかで放送されたテレビ東京製作のクイズ番組である。製作局のテレビ東京では1987年7月3日から2000年12月22日まで、毎週金曜 20時00分 - 20時54分に放送(一時期は19時54分から放送)。BSジャパンでは2000年12月から約2か月遅れで放送された。
クイズ地球まるかじり』と共に、1980年代後半から1990年代にかけて放送されたテレビ東京の看板クイズ番組の1つであった。
== 番組概要 ==
内容は、温泉グルメ情報とともに、クイズの問題は、日本全国でユニークな物や風習などから出題された。レギュラー版は日本国内、2時間スペシャルでは日本国外での取材だった。
問題VTRはナレーター自身が旅行しているという設定の視点で撮影されていた。このため、登場する素人達は全員カメラに向かって話しかける演技をしていた。また、食事の場面も箸を持つ手だけが画面の下から伸びた。だが、ナレーターが交代してからは旅行しているという設定がなくなった。
エンディングでは「珍問に奇問に大疑問。(初期・斉藤慶子、中期〜後期・細川ふみえ、末期・新山千春、復活版・遠藤久美子)解ければたのしパラダイス(山口良一)」というセリフがお馴染みだった。
この番組では書き問題が2問(その内1問は3択クイズ)と早押し問題が2問の計4問あり(初期は5問)、後者では正解すると名産品プレゼントの獲得やVTRに登場した料理が食べられたり、賞金や豪華賞品を賭けて、前半は1人がルーレットを回し、もう1人がボタンを押して複数あるルーレットの針の中から有効となる針を決定する「ルーレットチャンス」、飛び出すカラーボールを指定された容器でキャッチして賞品を決定する「ところ温泉」、後半は黒ひげ危機一発風の4つの穴の中の2つのハズレを避けて短剣を2本刺す「短剣ゲーム」(見事成功すれば、5万円分の商品券を獲得できる。しかし失敗すると5万円分の商品券は視聴者プレゼントとなる)、3×3のマスの中心のポールのいずれかに輪を入れて賞品を決定する「輪投げゲーム」、制限時間内にレバー操作で3×3の穴のいずれかにボールを入れて賞品を決定する「運命のバランスボールゲーム」などのゲームに挑戦する権利が与えられた。ルーレットチャンスは運が良ければ他の解答者や司会者、視聴者にもプレゼントのチャンスがめぐってくる事があった。また、後期の早押し問題はハンマーでボタンを叩かなければならない(テレビ朝日の『100万円クイズハンター』のようなもの)など、独創性溢れたユニークなクイズ番組でもあった。なお、クイズの基本ルールは1問正解につき1点、ラストクイズは3点であり、全問正解を達成すると「世界一周旅行」獲得となっていた。ただ早押し問題があるため、全問正解してパーフェクトを達成するのはかなり難しく、達成者は数少なかった。書き問題のうち1問(初期は2問)は必ず絵を描かなければいけないという暗黙のルールだがパネラーにとっては画力勝負の場であり絵の出来栄えを競いあった為個性的でユニークでユーモアで独創的で妄想まみれで上手下手問わずで迷作・珍作の絵が連発したため、80年代後半から90年代後半にかけてのお絵描き番組の代表作として君臨した。
解答者席は5つあり、解答者席正面から見た場合、右端から1枠、2枠の順となる。解答者は、前期は1人ずつの個人戦。後期は2人1組のペアによるチーム対抗戦。
クイズの出題時、司会者は書き問題の場合、司会者席に立ち、「お答えは絵で(絵と言葉で)描いて頂きましょう。どうぞ!(2人)」や「それではカンを働かせてもらいましょう。どうぞ!(2人)」と言った後シンギングタイムに突入する。シンギングタイム明けになると「それではお答えを出してください。どうぞ!(2人)」と言った後、答えを書いたフリップ(書き問題の場合は絵が描かれているフリップ、3択クイズの場合は選択肢が記入してあるフリップ)を一斉に前に出してから解答が始まる(ただし、最終問題のみは得点が高い解答者(チーム)から順に解答を始める。また、同点の解答者(チーム)がいる場合には前述と同様に「お答えを出してください。どうぞ!」と言った後、答えを書いたフリップ(絵が描かれているフリップ)を一斉に前に出してから解答が始まる)。早押し問題の場合は解答者席の前に立ち、「それでは早押しです。ボタンをどうぞ!」と言った後、解答が始まる。ランプのついた解答者席の前に立って答えを聞き、司会者が解答を復唱後にチャイムやブザーを鳴らし、正解か不正解を判定する。ただし、個人戦時代は解答者が解答した後に司会者が「判定をどうぞ!」と言って正解・不正解の判定をしていた。
正解VTRの後、正解した解答者席の電飾とともにポイントの点数(●)が点滅する(1999年4月から終了までは♡マーク)。また、全ての問題が終了し、今週のトップ賞の解答者の発表とともにトップ賞のBGMが流れると同時にトップ賞の解答者のみ解答者席の電飾と獲得したポイントの点数全てが点滅する。なお、正解・不正解に関わらず、BGMは一切流さなかった。
後期では、早押し問題の解答などの途中でCMが入ったり、同点でトップ賞が2組以上いた場合には、ジャンケントランプゲーム(トランプのカードを引くゲームで、大きい数字のカードを引いたチームがトップ賞の賞品を獲得できる)でトップ賞の賞品獲得者を決めたりしていた。また、ラストクイズが書き問題(1987年7月から1999年3月まで・必ず絵を描かなければいけないという暗黙のルールあり)から早押しの映像問題に変わった(1999年4月から終了まで)。途中で間違えると解答権が無くなるルールだった。この問題の時だけ、不正解時にブザーを鳴らすと同時に「×」のテロップを出していた。また、女性司会者が細川ふみえから新山千春に替わり、スタジオセットの変更後には正解のチャイムや不正解のブザーの効果音が変更された。
1年おきにスタジオセットが変わっていた(毎年4月の第1発目の放送から更新)。後期では、番組のタイトルロゴや「トップ賞」のテロップがCG化された。
2000年12月22日をもって13年半の歴史に幕を閉じた。最終回では早押し問題は無く、全問3択の書き問題ばかりの3択スペシャルとして放送され、エンディングには番組のスタッフ陣が全員スタジオに飛び出すというシーンもあった。
その後、2001年12月29日にスペシャル版として1夜限りの復活したが、番組終了から14年後(復活版放送から13年後)に『50年のモヤモヤ映像大放出! この手の番組初めてやりますSP』で当番組の名場面VTRを放送した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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