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クインテセンス : ウィキペディア日本語版
クインテッセンス (宇宙論)

物理学におけるクインテッセンスとは、観測されている膨張する宇宙の加速がどの程度を説明するために仮定されたダークエネルギーの一形式。1998年に、物理学者たちによって重力電磁気力弱い力強い力以外の基本的な第5の力として提案された。クインテッセンスは、時間の経過に関係なく一定である宇宙定数とは異なり、それ自身がダイナミックであり時間の経過とともに変化する。
クインテッセンスは、運動エネルギーとポテンシャルエネルギーの比によって求心的に働いたり(=引力)、反発的に働いたり(=斥力)することができるとされる。具体的には、クインテッセンスはおよそ10億年前(宇宙の年齢はおよそ138億年である)に反発的になり、その結果宇宙の膨張が加速したと考えられている〔Christopher Wanjek; "Quintessence, accelerating the Universe?" ;http://www.astronomytoday.com/cosmology/quintessence.html〕。

== スカラー場 ==
クインテッセンスは ''w''''q''状態方程式を持ったスカラー場であり、この圧力 ''p''''q'' と密度 \rho''q'' の比はポテンシャルエネルギー V(Q) と運動エネルギーの項によって下記のように表される;
:w_q=p_q/\rho_q=\frac
すなわち、クインテッセンスは一般には密度をもつため、''w''''q'' は時間の関数となり動的である。対して、宇宙定数は エネルギー密度は固定され、''w''''q'' = −1 となり静的である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クインテッセンス (宇宙論)」の詳細全文を読む



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