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クェルセチン : ウィキペディア日本語版
クェルセチン

クェルセチン〔化合物名字訳規準に従う。〕(またはクエルセチンケルセチン、)は、フラボノイドの一種で、配糖体ルチンクエルシトリンなど)または遊離した形で柑橘類タマネギソバをはじめ多くの植物に含まれる。黄色い色素で、古くから染料としても用いられてきた。分子式は C15H10O7分子量 302.24、CAS登録番号
化合物名は1857年から使用されており、ラテン語で「オークの森」を意味する''quercetum''(ラテン語でオークは''Quercus'' - コナラ属)に由来する。クェルセチンは天然に存在する阻害剤である。
== 生理活性 ==
クェルセチンはルチン、ヘスペリジンと共にビタミン様物質(ビタミンP)の一部である。クェルセチン配糖体はさまざまな薬理作用を示すことが知られている。クェルセチン自体も抗炎症作用を示し、これはヒスタミンの生成や遊離など炎症に関与するいくつかの過程を抑制するためと考えられている。また強い抗酸化作用を示し、さらに細胞増殖などに関わるいくつかの酵素を阻害することも報告されている。
動脈硬化モデル動物実験において、動脈硬化病変のサイズ縮小や酸化ストレスのバイオマーカー低下が報告されている。
マウスでの経口半数致死用量は約160 mg/kg。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クェルセチン」の詳細全文を読む



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