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クオータ制[くおーたせい]
クオータ制(クオータせい、Quota System)とは、政治システムにおける割り当て制度のこと。「クオータ」は「quota」と綴り「割り当て、分け前、分配」の意味であり、「4分の1」を意味する「クォーター(quarter)」とは異なるので注意が必要。 == 概要 == 民主主義の帰結として国民構成を反映した政治が行われるよう、国会・地方議会議員候補者など政治家や、国・地方自治体の審議会、公的機関の議員・委員の人数を制度として割り当てることである。また、社会に残る男女の性差別による弊害を解消していくために、積極的に格差を是正して、政策決定の場の男女の比率に偏りが無いようにする仕組みのことでもある。こういったクォータ制に対しては、「平等原理の侵害」、「逆差別」と見なす意見や、女性やフェミニスト運動家からも逆差別としてとらえられることがあり、「女性枠を作るのなら、なぜ黒人枠やイスラム教徒枠、ほかのマイノリティー枠はないのか?」といった疑問も呈されている〔普遍主義と積極的差別是正の狭間で~フランスのクォーター制 WEBRONZA, 朝日新聞, 2011年07月21日〕。また、過去に、クォータ制に関する法律に対して違憲判決が出された国も存在する〔まとめ-各国の特徴と日本への示唆 東北大学大学院法学研究所教授 辻村みよ子, 内閣府男女共同参画局, 平成19年〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クオータ制」の詳細全文を読む
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