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クジャクシダ : ウィキペディア日本語版
クジャクシダ

クジャクシダ(孔雀羊歯、学名: )は、ホウライシダ科ホウライシダ属の夏緑性のシダ植物である。
の枝分かれに特徴があって、それぞれに羽状複葉になった枝(羽片)を扇のように広げた姿がクジャクの尾羽を思わせるのが和名の由来である。クジャクソウとも呼ばれる。
== 特徴 ==
は地下にあってやや横に這う。茶色の鱗片が密生し、多数の葉を密につける。
葉柄は細くて硬く、表面には光沢がある。長さは15-45cm、基部には鱗片がつく。は長さ15-25cm、幅が30cmにもなり、非常に横に広く広がった形で、いわゆる鳥足状になっている。地面から伸びる葉柄の先端部から左右に横枝が伸び、それに一回羽状複葉の葉が並んで、全体としては扇を広げたような形になる。これは、羽状複葉の葉の、一番下の枝が左右に伸び、その枝につく小羽片がこのような形になったもので、元々は又状仮軸分岐であると考えられている。この分枝を偽又状分枝ということもある。軸は細くて硬く、黒褐色で艶がある。小葉は薄くてやや硬く、幅広い扇型をしている。若葉は赤みを帯びる。胞子のう群は小葉の上縁に並ぶ。
夏緑性で、にはすべての葉が枯れる。

ファイル:Kujyaku sida 20080509a.JPG|葉柄が伸びていく様子
ファイル:Kujyaku sida 20080509b.JPG|数年経過するとこのように大きな株になる


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クジャクシダ」の詳細全文を読む



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