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クチナーゼ : ウィキペディア日本語版
クチナーゼ

クチナーゼ(Cutinase,)は、以下の化学反応触媒する酵素である。
:クチン + H2O \rightleftharpoonsクチン単量体
従って、酵素の基質はクチン、生成物はクチン単量体である。
この酵素は、加水分解酵素に分類され、特にカルボキシルエステル結合に作用する。系統名は、クチンヒドロラーゼ(cutin hydrolase)である。
==菌のクチナーゼ==
植物の地上部分の組織は、不溶性の重合化合物で、脂肪酸ポリエステルであるクチンでできたクチクラで覆われている〔name="PUB00000292">〕。植物に病気を引き起こすは菌体外に、発病に重要な役割を果たす消化酵素を生産する。この酵素には、クチンを分解するクチナーゼが含まれ、菌がクチクラ層を通過するのを手助けする。酵素の阻害により、菌はクチクラを通って感染できなくなる。胞子表面の少量のクチナーゼによって切り出されたクチン単量体は、胞子からのクチナーゼの分泌量を大幅に増加させるが、この機構については未だ分かっていない〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クチナーゼ」の詳細全文を読む



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