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クチビハール : ウィキペディア日本語版
インド・バングラデシュ国境の飛地群[いんどばんぐらでしゅこっきょうのとびちぐん]

インド・バングラデシュ国境の飛地群()は、インド西ベンガル州クーチ・ビハール県)とバングラデシュラジシャヒ管区)との国境線をまたいで散在した双方の飛地。入り組んだ国境線に加え、非常に多くの飛地が互いの領土内に存在することで、錯綜した状況になっていた。2015年8月1日、領土交換で解消された。
この一帯の総称はないが、日本にはインド側の県名を採り、クーチ・ビハール(Cooch Behar, Koch Bihar)の名で紹介されている。
== 概要 ==
インドの西ベンガル州クーチ・ビハール県とバングラデシュのラジシャヒ管区の国境地帯にあり、インド領内にバングラデシュの飛び地が95ヶ所、バングラデシュ領内にインドの飛び地が129ヶ所存在した。そのうち24ヶ所は飛び地の中の飛び地であり、更に「飛び地の中の飛び地の中の飛び地」(ダハラ・カグラバリ)という複雑な場所もあった〔。面積わずか50平方メートルという世界最小の飛び地も存在したという〔(ただし、最小の飛地の面積は1090平方メートルとする資料もある)。
飛び地群があった時代には、境界線を自由に行き来することはできず、面倒な申請手続きを要していた。そのため、飛び地内では行政サービスや生活インフラに支障を来たしていた。国勢調査も行われておらず、両国政府は飛び地内に何人が暮らしているのかを正確に把握していない状況であった(飛び地全体で2万から150万人とも、または6万5千から7万人とも言われていた) 〔 。
国境を跨いだ電線の敷設が出来ないため電気が行き渡らず、これといった産業もないため、飛び地の住人は細々とした農業や牧畜で生計を立てる状況であった。また、警察の監視も及んでいないため、山賊被害や、ヒンドゥー教とイスラーム教の違いから来る近隣住民同士の諍いなどの問題も起こり、飛び地に住むヒンドゥー教徒がインド本土に移住する例も多かった〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「インド・バングラデシュ国境の飛地群」の詳細全文を読む



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