|
トルクメンバシ市(トルクメンバシュ) (TurkmenbashiまたはTürkmenbaşy) はトルクメニスタンのバルカン州の都市である。1993年まではクラスノボツク (Krasnovodsk) () と呼ばれていた。カスピ海に面する港町で人口は、51,000人(1999年)、住民はロシア人やアゼリー人である。標高は27m。トルクメニスタンの唯一の港町であり、アゼルバイジャンの首都・バクーへのフェリーが発着する。また、ウズベキスタンの首都・タシュケントへのカスピ海横断鉄道の起点で、交通の要衝である。付近は石油や天然ガスが豊富で、市内に大規模な石油精製工場がある。 == 歴史 == 1717年、ロシアの中央アジア探検家・アレクサンダー・ベコヴィッチ=チェルカスキー (Alexander Bekovich-Cherkassky) が密かに上陸、この地に砦を構築した。アムダリヤ川がかつてはここでカスピ海に注いでおり、乾いた川床が広がっていた。ヒヴァ・ハン国への軍事侵攻の拠点にする目的であった。しかし、計画は思うように進まず、一旦はこの地を放棄する。 1869年、ロシアは再度この地に目をつける。グズルス(赤い水)と呼ばれた湾に町を建設、ロシア語の音でクラスノボツクと名づけ軍事施設を建設した。ヒヴァ、ブハラ制圧とトルクメン人支配が目的であった。1920年、町は赤軍の手に渡る。 1993年、トルクメニスタン初代大統領のサパルムラト・ニヤゾフが「トルクメン人の長」を意味する「テュルクメンバシ (Türkmenbaşy) 」と自ら名乗ると、この町を自分のこの新しい呼称に改名した。 第2代大統領・グルバングル・ベルディムハメドフのもとで、リゾート地にすべく活発な投資が行われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トルクメンバシ (都市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|