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クラッチスタートシステム : ウィキペディア日本語版 | クラッチスタートシステム クラッチスタートシステムとは、自動車のエンジンを始動する際、クラッチペダルを床まで踏み込まないとキースイッチを回してもスターターモーターが動作せず、エンジンが始動しないフールプルーフシステム。マニュアルトランスミッション車 (MT車) に装備される。 オートバイの場合には、クラッチレバーを握らないとスタータースイッチを押しても始動しない。 == 背景 == マニュアルトランスミッション車向けではない不適切なリモートエンジンスターターを取り付け、傾斜地などでギアを入れたまま駐車している状態でこれを使用すると、パーキングブレーキを正しく掛けていても車が動いてしまう。これによる交通事故が多発し、日本では1999年 (平成11年) 7月から積載量2トン以上のトラックや特殊自動車などの例外を除いた新車MT車への取り付けが義務付けられた。クラッチスタートシステム自体はそれ以前から存在し、オートバイでは1990年代以前から普通に装備されていたが、義務ではなかったため義務化以前に発売された自動車には装備されていないことが多い。 このシステムはスターターモーターの電気回路をクラッチペダルに連動するスイッチで開放するだけのものであり、従来通り押しがけや引きがけ〔他車のけん引でエンジンを始動させる。〕は可能〔実際には、クラッチスタートシステムを採用しているような世代の車両は電子式ECUを採用しているため、バッテリーにECUや燃料ポンプを駆動するための最低限の電力すら残っていない場合での始動は不可能である。〕である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クラッチスタートシステム」の詳細全文を読む
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