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クラリス・スターリング(Clarice Starling)は、トマス・ハリスの小説「羊たちの沈黙」「ハンニバル」に登場する架空の人物で、FBI女性捜査官(「羊たちの沈黙」ではまだ訓練生であった)。聡明な頭脳と勇敢さ、強い正義感を併せ持ち、精神科医にして連続殺人犯であるハンニバル・レクターから特別な興味をもたれている。また、彼女自身も自分の忌まわしい過去を見抜き、心に接近してくるレクターに対し、恋愛感情とは異なった特別な感情を抱いている。 映画化された『羊たちの沈黙』ではジョディ・フォスターが、『ハンニバル』ではジュリアン・ムーアがクラリス・スターリングを演じた。 == 少女時代 == クラリスは幼い頃に母を亡くしていたため、警察官の父と二人暮しをしていた。彼女は父をこよなく愛していたが、彼女が10歳の時に、彼が強盗に射殺される事件が発生。 孤児となったクラリスは、モンタナ州にある母親の従兄弟夫婦の牧場に預けられることになった。牧場主は大変真面目な人だったが、牧場に移ってから2ヵ月後のある夜、彼が子羊達を屠殺している現場を目撃してしまう。クラリスは子羊たちを助けたいと思い、その1頭だけを抱いて牧場を出たが、結局保安官に見つかり、子羊も殺されてしまい、怒った牧場主によって、彼女はボストンの施設に入れられてしまう。 この時の子羊達の叫びが、その後も彼女の心にトラウマとして、また悲しい少女時代の象徴として残り続け、彼女を悩ますこととなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クラリス・スターリング」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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