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ロラタジン (Loratadine) とは、持続性選択ヒスタミンH1受容体拮抗薬で、アレルギー性鼻炎や皮膚湿疹に用いられる。商品名クラリチンで知られる。 ロラタジンは第二世代抗ヒスタミン薬であり第一世代のものと比較して、鎮静の副作用は改善されている。特に添付文書に眠気に関する使用上の注意がない。 ===歴史=== ロラタジンの国際誕生は1987年であり、日本以外の地域においては決して新しい薬と言えるものではない。米国においては、シェリング・プラウ(現メルク)からClaritinで発売されている。既に特許期限が経過しており、医療用医薬品としては後発医薬品が発売されているほか、2002年よりスイッチOTCとして市販もされており、2005年3月までの米国での総売上高は10億ドル超である。これは全米で販売されているOTC薬の中で総売上高が3位以内だという。 2000年にアメリカの医療用クラリチンの広告について、患者の約半分は効果が出なかったにもかかわらず、100%に近い患者に効果があったとして需要を誇張し薬剤の値段を釣り上げた疑いで、翌年に現地の多数の消費者団体が訴訟を起こしている。 日本では2002年にクラリチン錠、2004年に水なしで服用できるクラリチンレディタブ錠、2008年にクラリチンドライシロップ1%が日本で発売されており、処方せん医薬品である。日本ではMSDと塩野義製薬から販売されている。 フェキソフェナジン(アレグラ)、ジルテック(ジルテック)などと並び、主な第二世代抗ヒスタミン薬の一つで、クラリチンは、旧シェリング・プラウの主力商品の一つである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロラタジン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Loratadine 」があります。 スポンサード リンク
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