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クリオコナイト粒 : ウィキペディア日本語版
クリオコナイト

クリオコナイト(cryoconite)とは、氷河の表面に形成される直径 0.2-2.0mm 程度の黒色の粒子である。藍藻従属栄養性バクテリア鉱物質の粒子などから成る。
== 特徴 ==
クリオコナイトの主たる構成要素は、氷雪藻として氷河に生息する藍藻(シアノバクテリア)である。糸状の藍藻が成長しながら周囲の有機物を巻き込み、層を成しながら発達してゆく。生きた藍藻の藻体はクリオコナイトの表面のみであり、内部には砂粒や死滅した藍藻、それを分解利用するバクテリアなどが詰まっている。藻類としては、藍藻の他に緑藻の仲間も確認されている〔Takeuchi ''et al''. MNIPR(2001)〕。クリオコナイトは一般に黒っぽい色をしているが、これは主にバクテリアによる藍藻の分解産物(腐植質)に由来する〔Takeuchi ''et al''. AAAR(2001)〕。このような腐植質も含め、クリオコナイトの有機質は乾燥重量の 0.8-13.8% 程度である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クリオコナイト」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cryoconite 」があります。



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