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クトゥルフ(Cthulhu)は、クトゥルフ神話などに登場する架空の神性、あるいは宇宙生物。 == 発音 == 日本語ではクトゥルー、ク・リトル・リトル、クルウルウ、クスルー、トゥールー、チューリュー、九頭龍など様々な表記があるが、本項では日本で一般的な表記のひとつである「クトゥルフ」を用いる。なお、この発音は宇野利泰の表記〔『クトゥルフの呼び声』より。ラブクラフト全集文庫版第2巻に収録。〕による。また、後にこのタイトルを使用したケイオシアム社のTRPGが翻訳され輸入された際、そのまま本表記が用いられた。 本来、人間には発音不能な呼称を便宜的に表記したものであるため、英語でもCathulu, Kutulu, Q'thulu, Ktulu, Cthulu, Kthulhut, Kulhu, Thu Thu, Tuluなどと複数の綴りが存在する。S. T. Joshiは、ラヴクラフトは「Khlûl'hloo(クルールー)」もしくは「Kathooloo(カトゥルー)」という音を「Cthulhu」と書き写したと述べている。ラヴクラフト自身は「Cthulhu」の発音について、「舌の先をぴったり口蓋に押しつけて、不完全な二つの音節、Cthu-lhuを唸るように、吼えるように、咳きこむように発音する」と記述している。これをカタカナで表現すると「クルールー」になる。一方、ラヴクラフトから遺著管理者に指名されたロバート・H・バーロウは「ラヴクラフトはCthulhuを"Koot-u-lew"と発音していた」と証言しており、オーガスト・ダーレスもこれを支持した。「クトゥルー」という表記はバーロウの説に由来する。 これらを踏まえた上で翻訳家の大瀧啓裕はラヴクラフトが作り出した神話作品内(特に東京創元社刊行のラヴクラフト全集の大瀧啓裕翻訳分)では「クルウルウ」と表記し、オーガスト・ダーレスが作り上げた神話体系は「クトゥルー」と表記している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クトゥルフ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cthulhu 」があります。 スポンサード リンク
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