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クルマエビ亜目 : ウィキペディア日本語版
根鰓亜目[こんさいあもく]

根鰓亜目(こんさいあもく、学名 )は十脚目を2分する亜目の1つ。クルマエビ亜目とも呼ばれる。
もう一つの分類群・抱卵亜目より祖先的とされている。かつて十脚目は外見上の違いから、長尾亜目(エビ)・短尾亜目(カニ)・異尾亜目(ヤドカリ類ヤドカリタラバガニなど)に分けられていたが、クルマエビ亜目は全て旧長尾亜目(エビ)に含まれる。
==特徴==
成体のは細かく枝分かれした羽毛状の構造で、根鰓(こんさい) と呼ばれ、分類名もここに由来する。ただしユメエビ類の成体は鰓が無い。成体の大きさは数mmほどのユメエビ類 から、30cmを超えるウシエビオオミツトゲチヒロエビ まで大きな差がある。
生殖腺はオスの第5歩脚基部、メスの第3歩脚基部にある。また、オスの第1腹肢内側には雄性生殖器( : ペタスマ、ペタズマとも)、メスの第4・第5歩脚の内側に雌性生殖器( : セリカム)がある。特に多くの種を抱えるクルマエビ科同定する際は、生殖器の形状は重要な手がかりとなる〔内海冨士夫・西村三郎・鈴木克美『エコロン自然シリーズ 海岸動物』1971年発行・1996年改訂版 ISBN 4586321059〕〔三宅貞祥『原色日本大型甲殻類図鑑 I』1982年 保育社 ISBN 4586300620〕〔林健一『日本産エビ類の分類と生態 I 根鰓亜目』1992年 生物研究社 1992年 ISBN 4915342077〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「根鰓亜目」の詳細全文を読む



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