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クレイジー・ナイト (Crazy Nights) は、アメリカのハードロックバンド、キッスが1987年に発表した通算14枚目のオリジナル・スタジオアルバム(1978年のソロアルバムおよび、キッス・キラーズは除く)。1988年2月18日に、グループとしては4作目のRIAAプラチナ・アルバムに認定された。 == 概要 == 1985年にハートの『ハート』(Heart)をビルボード1位に押し上げた影の功労者であるロン・ネヴィソンをプロデューサーに迎え、前作『アサイラム』以上にヒットチャートを意識したサウンド・プロダクションを展開。前述のハートや、フォリナーが発表した『プロヴォカトゥール』(1984年)など、当時のミリオンヒット作品と同じ路線を狙ったゴージャスなポップ・ハードロック・サウンドを提示した。 商業的には大成功を収めたアルバムであるが、クリアーで硬質なギター・サウンドにぶ厚いシンセサイザーを被せたあからさまな売れ線狙いの音作りは、キッス本来のイメージからはかけ離れたもので、サウンド面では1979年の『地獄からの脱出』(''Dynasty''),1980年の『仮面の正体』(''Unmasked'') とならび異色作のひとつである。 アルバムはビルボード200の18位まで上昇し、1980年代にリリースされたキッスのアルバムの中では最上位にランクされた(次点は『アニマライズ』の19位)。 1998年にリマスター・シリーズの1枚として再リリースされた。 本作からは「クレイジー・クレイジー・ナイツ」(''Crazy Crazy Nights''),「リーズン・トゥ・リヴ」(''Reason to Live''),「ターン・オン・ザ・ナイト」(''Turn on the Night'') の3曲がシングルカットされ、MTVで頻繁にオンエアされた。「クレイジー・クレイジー・ナイツ」、「リーズン・トゥ・リヴ」の2曲は1991年のエリック・カー死去までステージで演奏され、2009年のソニック・ブームリリースに伴うヨーロッパ・ツアー (Sonic Boom Over Europe Tour) で「クレイジー・クレイジー・ナイツ」のみセットリストに復帰した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クレイジー・ナイト」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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