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クロオオアリ
クロオオアリ(黒大蟻、''Camponotus japonicus'')はハチ目・アリ科・ヤマアリ亜科・オオアリ属に分類されるアリの一種である。同属のムネアカオオアリと並んで日本列島に分布するアリの中では最大となる大型のアリで、南西諸島以外の日本では住宅地などでもよく見られる最普通種のひとつである。 == 形態 == 働きアリの体長は7~12mmほどで、7~9mmの小型働きアリと10~12mmで頭部が発達した大型働きアリが形態的に分化している。全身が光沢のない黒灰色だが、腹部の節は黒光りする。また、腹部には褐色を帯びて光沢のある短い毛が密生する。オオアリ属の特徴として側方から見て前・中胸背縁は緩やかな弧を描く。それに対してヤマアリ属のクロヤマアリでは中胸気門が背面に位置する部分で胸部がくぼみ、側方から見た胸部の背縁が二山となるのでこの点で容易に区別できる。近縁種で寒冷地に生息するカラフトクロオオアリとは前伸腹節後背縁がより丸みを帯びていて後縁の傾斜はより緩やかであり、また前・中胸背面に少数の立毛がある点で区別できる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クロオオアリ」の詳細全文を読む
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