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シライトソウ(白糸草、学名:''Chionographis japonica'' () 〔)は、ユリ科シライトソウ属の野生の多年草である。和名は糸屑を束ねたような花の姿に由来する〔林弥栄 (2009)、565頁〕〔高村忠彦 (2005)、86頁〕。属名(''Chionographis'')は雪の筆を意味する〔。スウェーデンのカール・ツンベルクによる『日本植物誌(Flora Japonica)』(1784年)で、この種が世界に紹介された〔。 == 特徴 == 根茎はごく短く、ときに小規模な株立ちになり、根生葉をロゼット状に地表に広げる〔。その姿はややショウジョウバカマに似ている。葉は先がやや広くなったサジ型、深緑色でつやはあまりない。全体で3-14 cm、葉柄は不明瞭、先端はあまりとがらない。 花期は4-7月〔。細長い花茎を直立させ、高さは15-50 cm程になる。花はその上の方から数-10数 cm程にわたってつき、その部分の花茎は白っぽくなる。それ以下の部分には間隔を開けて数枚の線状の苞がある。全体としては枝分かれのない穂状である。花は下から順に咲く〔。 花は6枚の花被片、6本の雄しべ、1つの雌しべを含むがそのうちで4枚の花弁以外はごく小さくて花茎に密着する。4枚の花弁だけは1 cm前後、細い匙型で先端がやや幅広い。花弁は花茎に対して大きい角度をもって立つように着き、それ以外の花の部品は目立たないので、外見的には個々の花は見分けられず、花茎から多数の細長い花弁が立っているように見え、真っ白なビン洗いのブラシが立ったような不思議な姿を見せる。また、香りもよい。 果実は楕円形で3-4 mm、種子は長楕円形で2-3 mm。果実が成熟する頃には花茎も緑色になる。 ファイル:Chionographis japonica flower detail.JPG|花の細部、6本の花被片にうち4本が長い ファイル:Chionographis japonica leaves.JPG|ロゼット状の根生葉から長い花茎が直立する ファイル:Chionographis japonica CBM.png|スケッチ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シライトソウ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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