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クンティー
クンティー(Kunti, )は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場する女性。本名はプリター。ヤドゥ族の王シューラの娘で、ヴァスデーヴァ(クリシュナの父)と兄弟。クル王パーンドゥの妃。カルナ、ユディシュティラ、ビーマ、アルジュナの母、ナクラ、サハデーヴァの育ての親。クンティーの名は父シューラの従兄弟クンティボージャの養女となったことに由来する。 若い頃、ドゥルヴァーサス仙によって神々を呼び出すマントラを授かった。彼女は好奇心から太陽神スーリヤを呼び出し、父と同じ輝く鎧を身に着けるという条件でスーリヤの子カルナを生んだ。しかし彼女はカルナを捨て、クル王パーンドゥの妃となった。しかしパーンドゥは呪いのために女性に近づくことができなかったため、クンティーは再び神々を呼び出して子供を生んだ。すなわち、ダルマ神からユディシュティラ、風神ヴァーユからビーマ、雷神インドラから大英雄アルジュナを生んだ。また第2王妃マードリーのためにアシュヴィン双神を呼び出してマードリーはナクラとサハデーヴァを生んだ。これらの子供たちはパーンダヴァと呼ばれる。パーンドゥが死んだときマードリーも後を追って自殺したので、ナクラとサハデーヴァも自分の子として育てた。 後にパーンダヴァが12年の間森林に追放されたときは、高齢のためにヴィドラのもとに残った。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クンティー」の詳細全文を読む
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