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クバラン族[くヴぁらん] クバラン族(クヴァラン族、カバラン族、瑪蘭族)は台湾原住民の一つ。宜蘭県宜蘭市、羅東鎮、蘇澳鎮及び花蓮県花蓮市、豊浜郷、台東県長浜郷などに分布している。人口は約3,000人。元来は宜蘭県の蘭陽平原一帯に居住していたが、漢人と同化が進んだものは宜蘭県でホーロー人となり、同化を拒んで南に移動したものが、花蓮県豊浜郷新社村などに独自の言語と習俗を保っている集落が存在する。 ==歴史==
===蛤仔難三十六社=== クバラン族は古くは「蛤仔難三十六社」と称されていた(実際には70以上の社が存在した)。当初は蘭陽渓を境界とし、北側を「西勢番」、南側は「東勢番」と称していた。当時の主要な集落としては打馬煙社、抵美簡社、奇立丹社、抵美福社、流流社、武暖社、歪仔歪社、新仔羅罕社、利沢簡社、加礼宛社、奇武社などが記録に残っている。 クバラン族が史書に最初に登場するのは1632年、当時淡水を占拠していたスペイン人による1隻の商船が暴風雨に拠り「蛤仔難」平原に漂着したという記録である。具体的な記録は1650年にオランダ人により記録された39社の人口統計資料が残されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クバラン族」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kavalan people 」があります。
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