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クーちゃんは2009年2月に北海道釧路川に出現したラッコ。 == 出来事 == 2009年2月11日に、釧路川にラッコが出現したことが釧路新聞によって報じられたことが出現の一報となった。ラッコが釧路市付近で観察されることは珍しく、また都市内の河川に現れたこともあり、観察しやすいことから人気者となった。出現して数日内に釧路川にちなんで「くぅちゃん」「クーちゃん」などの愛称が付けられ、出没地点の幣舞橋近辺では見学客が多数出る事態となった。 クーちゃんは、そのまま釧路川に滞在を続け、見学の観光客も増加した。釧路市では、これに便乗し観光PRのために4月29日に、クーちゃんの特別住民票を発行し、特別観光大使に任命、釧路市観光協会も感謝状を送るイベントを実施している。 しかし、5月8日から釧路川では目撃されなくなり、同一個体と思われるものが根室市方面などで目撃されるようになった。 6月11日に、市はクーちゃんを記念し、幣舞橋そばに記念パネルを設置している〔「家族連れて帰ってきて」釧路市がクーちゃんパネル設置 〕。 2009年5月頃には納沙布岬周辺で同一個体の目撃情報があり、10月には口腔写真の黒色斑点(メラニン色素)の確認で同一個体と断定される。以降、複数のラッコとの生息が確認されているが〔クーちゃんの友達?ラッコ6匹、同時に現る 納沙布岬 asahi.com 2010年1月26日〕、観光ツアーが行われるなど重要な観光資源になっている一方、納沙布岬沿岸で移植放流していたエゾバフンウニが食害により壊滅するなど深刻な漁業被害も出ている〔納沙布岬のウニ、野生ラッコが食べた? 歯舞漁協は困惑 asahi.com 2010年3月13日〕。 クーちゃんはラッコとしてはアジアラッコ(チシマラッコ)という亜種である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クーちゃん」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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