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クートフーミ(Kuthumi)とは、ヘレナ・P・ブラヴァツキーにはじまる近代神智学の教義で、信奉者たちを導く「古代の知恵の大師」(Masters of the Ancient Wisdom)の一人とされる。彼はオカルティズムの概念である「7つの光線」(Seven Rays)のうち、第二光線を司ると見なされている〔Bailey, Alice A, '' A Treatise on Cosmic Fire'' (Section Three - Division A - Certain Basic Statements), 1932, Lucis Trust. 1925, p 1237〕 。彼の名はKoot HoomiやMaster K.H.とも表記され、マハートマー(「偉大なる魂」の意)としても知られる。近代神智学の教えでは、クートフーミは人類の高レベルな意識への進化を監督するスピリチュアル・ハイアラーキー(Spiritual Hierarchy)のメンバーであるとされる。 日本語では「クツミ」「クスミ」とも表記する。 == 概説 == ヘレナ・P・ブラヴァツキーは、クートフーミとモリヤは、神智学の教えのため彼に協力し、その助けで『ヴェールを剥がれたイシス』(Isis Unveiled)、『シークレット・ドクトリン』(The Secret Doctrine)を書いたのだと述べた。アルフレッド・パーシー・シネット(Alfred Percy Sinnett)やアラン・オクタビアン・ヒューム(Allan Octavian Hume)その他の人々により、クートフーミが口述したとする文書が書かれた。これらの手紙のいくつかはシネットの数冊の著作の元になり、クートフーミとモリヤからシネットへの手紙を編集した本『マハートマー書簡』(Mahatma Letters)のメインパートを成している。 アリス・ベイリー(Alice Bailey)はクートフーミと会った事があると書いている。彼女によればそれは1895年の6月30日のことであり、ヨーロッパ風の服を着て、ヨーロッパ人ではない民族の、ターバンを巻いた男が現われた 。 近代神智学の新しい説の教えでは、クートフーミはオカルティズムの概念である「7つの光線」のうち「知恵の第二光線」のマスターとみなされる。Ascended Master Teachingsという団体では、地球での職務においてマイトレーヤのあとを継いだとし、1956年1月1日からイエスに加え、彼を「世界の教師」とみなすようになった〔Luk, A.D.K.. ''Law of Life - Book II''. Pueblo, Colorado: A.D.K. Luk Publications 1989, Collection of what are believed by The I AM Activity and The Bridge to Freedom to be the past embodiments of Ascended Masters〕。 近代神智学信奉者の間では、クートフーミはかつてピタゴラスとして肉体をもったと信じられている〔 Leadbeater, C.W. ''The Masters and the Path'' Adyar, Madras, India: 1925--Theosophical Publishing House--Page 237 〕。加えて"I AM" Activity思想、The Bridge to Freedom、The Summit Lighthouseでも以下の名のある人物として出現したとされる〔Schroeder, Werner ''Ascended Masters and Their Retreats'' Ascended Master Teaching Foundation 2004, Reference text of what are believed by The I AM Activity and The Bridge to Freedom to be the past embodiments of Ascended Masters 〕。 *トトメス3世 *バルタザール(東方の三博士) *アッシジのフランチェスコ *シャー・ジャハーン 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クートフーミ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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