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グザイ粒子[ぐざいりゅうし] グザイ粒子(ぐざいりゅうし)とは、素粒子物理学においてバリオンに分類されるハドロンの一種である。1つのアップクォークまたはダウンクォークおよびそれより重い2つのクォークから構成される複合粒子である。 == 概略 == グザイ粒子は、その不安定な状態からカスケード粒子とも呼ばれ、直ちに崩壊鎖を通じてより軽い粒子に崩壊する。1964年にブルックヘブン国立研究所で初めて発見された〔 〕。 Ξbは、カスケードb粒子とも呼ばれ、3世代のクォークを全て含む。フェルミ国立加速器研究所のD0及びCDF実験によって発見され、2007年6月12日に公表された。3世代全てのクォークからなる粒子が発見されたのは初めてで、ダウンクォーク、ストレンジクォーク、ボトムクォークから構成されていた。D0のグループは5.774±0.019 GeV/c2という質量を測定したが、CDFのグループは5.7929±0.0030 GeV/c2という質量を測定した。この2つの測定値はお互いに矛盾しているが、パーティクルデータグループのworld average massは、5.7924±0.0030 GeV/c2の値を採用している。明示されない場合には、アップクォークとダウンクォーク以外のクォークはストレンジクォークであるが、Ξbはアップクォーク1つ、ストレンジクォーク1つとボトムクォーク1つからなり、Ξbbは1つのアップクォークと2つのボトムクォークからなる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グザイ粒子」の詳細全文を読む
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