翻訳と辞書 |
グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ : ウィキペディア日本語版 | グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ[ぐるこーす6りんさんでひどろげなーぜ]
グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ(Glucose-6-phosphate dehydrogenase ,G6PD)は、NADPH濃度を維持することにより細胞へ還元エネルギーを供給するペントースリン酸経路に関与する細胞質酵素の一つ。このNADPHは細胞内の主要な抗酸化成分であるグルタチオンの濃度を維持し、細胞を酸化的ダメージから保護している。また、NADPHは組織では肝臓や乳腺、脂肪組織および副腎における、脂肪酸やイソプレノイドの生合成にも使われている。この酵素の遺伝的欠損による非免疫性溶血性貧血(グルコース6リン酸脱水素酵素欠損症)はヒトにおいて顕著である。 == 反応 == G6PDは以下の化学反応を触媒する。 :D-グルコース-6-リン酸 + NADP+ D-グルコノ-1,5-ラクトン-6-リン酸 + NADPH + H+ 反応式の通り、G6PDの基質はD-グルコース-6-リン酸とNADP+、生成物はD-グルコノ-1,5-ラクトン-6-リン酸とNADPHとH+である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|