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グルテン失調症 グルテン失調症(gluten ataxia、グルテン運動失調ともいわれる)は抗グリアジン抗体陽性の自己免疫性小脳失調症(auroimmune cerebellr ataxia)またはImmune-mediated cerebellar ataxiasのひとつである〔Cerebellum. 2015 PMID 25823827〕。 == 歴史 == グリアジンとは小麦粉に含まれている蛋白質であり、グルテニンと結合しグルテンを形成している。グルテンは粘りと弾性を形成する成分である。グリアジンに対する抗体は小麦アレルギー、小麦依存性運動誘発アナフィラキシー、セリアック病で認められる。神経障害については大脳萎縮、認知障害、てんかん、末梢神経障害、小脳性運動失調などが報告されている。1998年と2003年にHadjivassiliouらは抗グリアジン抗体の出現頻度を検討し、正常対称群は1200例中149例(12%)、家族性失調症では59例中8例(14%)、MSA-Cでは33例中5例(15%)であったのに対して孤発性運動失調症の群では132例中54例の41%と有意に高いことを見出した。これにより抗グルアジン抗体陽性の小脳性運動失調症は1つの疾患単位と推定し、これをグルテン運動失調と名づけた〔Lancet. 1998 352 1582-1585. PMID 9843103〕〔Brain. 2003 126 685-691. PMID 12566288〕。
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