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シーマ(''Cima'')は、日産自動車が生産・販売する高級セダンである。生産は栃木工場が担当。 1988年(昭和63年)に登場するや、初めの1年間だけで36,400台が販売され、当時の高額商品に対する旺盛な需要の象徴として『シーマ現象』と呼ばれた〔日産: 「バブル期の象徴」シーマ生産を8月に終了 プレジデントも 『毎日新聞』 2010年5月26日〕。1991年(平成3年)には2世代目モデルに移行したが、景気の後退などの影響もあって販売は減少し、4代目モデルの年間販売台数は294台(2009年)に留まり〔、販売不振と後に施行される最新の安全基準を満たさなくなる事を機に、2010年(平成22年)8月をもって一旦生産・販売が中止された〔。しかし2012年(平成24年)5月にフーガハイブリッドをベースとしたハイブリッド専用車として復活している〔新型「シーマ」を発表 - 日産自動車 プレスリリース 2012年4月25日〕。日産・Y51を参照のこと。 == 概要 == 1988年(昭和63年)、日産自動車が販売していた高級セダン「セドリック」「グロリア」の更なる上級仕様として発売され、「セドリックシーマ」(モーター店系列(ローレル販売会社))、「グロリアシーマ 」(プリンス店系列(スカイライン販売会社))として販売された。日産自動車には法人・ハイヤー向けとして、最高級乗用車「プレジデント」があったが、シーマは一般オーナー向けの最上級のモデルである。全車が「3ナンバー」登録となっていた。この初代モデルの発売時期はバブル景気の絶頂期に相当し、4年間の販売台数は12万9,000台にも及ぶ〔。 2代目モデルまでは日本国内でのみ販売されていたが、3・4代目は、日本国外で展開されているインフィニティブランドのフラグシップモデル 「Q45」の兄弟車になった。また4代目はプラットフォームをプレジデントと共有しており、両車種で日産のフラグシップと位置づけられていた(マキシマを有する北米と、セダン市場から撤退した西欧を除く)。5代目は「インフィニティ・Q70」のロングモデルになった為、日本市場での日産ブランドだけでなく海外市場におけるインフィニティブランドの乗用車系のフラグシップの位置付けとされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日産・シーマ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nissan Cima 」があります。 スポンサード リンク
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