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グロワール()は、西洋初の「外洋航行可能な」装甲艦である。「ラ・グロワール」と呼ばれることもあるが「ラ・」はフランス語の定冠詞にすぎず必要ない。 == 概要 == この艦はフランス海軍が建造し、1858年4月に起工、1859年(クリミア戦争の直後)11月24日に進水、1860年8月に就役した。装備したペクサン砲とライフル砲は、その炸裂砲弾により、非装甲の木造船に対して極めて効果的であった。 設計は造船技師のアンリ・デュピュイ・ド・ロームによってなされた。設計自体は3本マストの帆機走木造フリゲートであった。アルヘシラス級(classe Algésiras)戦列艦に着想を得た設計で、砲を置く甲板は一層だが、舷側のほぼ全てが喫水線まで厚さ119 mmの錬鉄で覆われていた(ただし砲を守る部分のみ110 mmとなっていた)。 その就役は、各国の海軍間に軍備競争を惹き起こした。なぜならグロワールは既存の全ての戦列艦を陳腐化したからである。そして1861年、当時最強の海軍力を持っていたイギリス海軍も、対抗上必然的に、装甲艦 HMS ウォーリアを竣工させた。 ラ・グロワールは、船体の木造部分が鉄板個所に比べ急速に劣化したため、1879年に除籍され、1883年に解体された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラ・グロワール」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 French ironclad Gloire 」があります。 スポンサード リンク
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