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ケイ化マグネシウム(Magnesium silicide)は、マグネシウムとケイ素から構成される化学式Mg2Siの無機化合物である。粉末状態では、濃い青色または紫色である。 ==合成== ケイ化マグネシウムは、ケイ素とマグネシウムを2:1の比で結合させることで合成できる。具体的には、過剰量のマグネシウムとともに、砂に含まれる二酸化ケイ素(SiO2)を加熱することで得られる。このプロセスでは最初に金属ケイ素と酸化マグネシウム(MgO)ができ、さらに過剰量のマグネシウムが利用できればケイ化物が形成される。 :2 Mg + SiO2 → 2 MgO + Si 過剰量のマグネシウムがあれば、残ったマグネシウムとケイ素による以下の反応により、ケイ化マグネシウムが形成される。 :2 Mg + Si → Mg2Si 従って、全体の反応としては、モル比4:1のマグネシウムと二酸化ケイ素からケイ化マグネシウムが形成される。 :4 Mg + SiO2 → 2 MgO + Mg2Si これらの反応は、発熱反応である〔P. Ehrlich "Alkaline Earth Metals" in Handbook of Preparative Inorganic Chemistry, 2nd Ed. Edited by G. Brauer, Academic Press, 1963, NY. Vol. 1. p. 920.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケイ化マグネシウム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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