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ケソンプティ
ケソンプティ(Kesong puti)はフィリピンのカッテージチーズ。ラグナ州で盛んに作られる事から、ラグナチーズとも呼ばれる〔。 タガログ語でkesoはチーズ、putiは白であり、「白いチーズ」を意味する〔小崎(2001: 212)〕。キメの細かい絹ごし豆腐のような食感を有する〔小崎(2001: 218)〕。 == 特徴 == ケソンプティはという水牛の乳を原料とし、16世紀から作られていた〔小崎(2001: 211)〕。スペイン統治時代に、スペインからチーズの製法が伝わったとみられる〔。ルソン島のラグナ州やセブ島ではレンネット、ルソン島のブラカン州とカヴィテ州では酢酸を凝固に用いており、この2つに製法は大別される〔。前者は少し甘苦く、後者は塩味と酸味、ミルクの味が混ざったような味とされる〔。 水牛は全世界の保有頭数の96%がアジアで飼育されており、中でもカラバオは東南アジアにしかいないため、ケソンプティは同地域に固有のチーズである〔。一方で、乳牛としての水牛は絶対数が少ないうえ、農業機械の導入によって水牛の飼育は減少傾向にあり、ケソンプティの生産は家内工業レベルの小規模なものにとどまっている〔。カラバオからは1日平均1Lほどしか乳が得られないが、乳脂肪は10%を超え、タンパク質も多い〔小崎(2001: 220)〕。このため、ケソンプティはチーズの中でも栄養が豊かである〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケソンプティ」の詳細全文を読む
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