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ケネス・アンガー(Kenneth Anger, 1927年2月3日 - )は、アメリカ合衆国の映画監督。自身の作品に主演するなど役者としても活動。 手がけた映像は精神世界を投影した難解なものが多く、実験映画とよばれ、カルト映画、アンダーグラウンド映画として紹介されることも少なくない。また、内容のほとんどは個人が深く傾倒する神秘主義、悪魔主義をテーマに描かれる。ただし近年のインタビューによると、自身はサタニストではないと答えている〔 英ガーディアン誌インタビュー "Anger: No, I am not a Satanist"〕。 また同性愛者としても知られ、処女作『花火』では同性への激しい性衝動を描き、わいせつ容疑で逮捕された。 ==経歴== アンガーは、カリフォルニア州サンタモニカに生まれた。本名は、ケネス・ウィルバー・アングルマイヤー(Kenneth Wilbur Anglemyer)〔Anger, Kenneth (b.1927) . glbtq.com.〕。 高校で読んだ本をきっかけに超自然現象やへ興味をもつようになり、10代後半にはアレイスター・クロウリーが説いたセレマの信奉者となった。これらオカルトへの探究心は自身のライフワークとなり、映画監督としてのキャリアへ後々まで大きな影響をもたらすこととなる。また、子供のころからSF映画を好んだアンガーは学生時代に自主制作で映画を撮るようになると、自宅で特殊効果を再現して遊ぶこともあったという。この特殊効果や映像処理にたいする嗜好も、のちに産み出された数々の作品において「シュールかつオカルティックな映像作家」として独特な質感をもたらした。 また、幼少期のアンガーは子役として活動したというが、マックス・ラインハルトによる1935年の映画『真夏の夜の夢』へ出演したとする彼の主張は、配給元のワーナーによって提示されたプロダクションノート上で否定されている。彼が演じたとするインディアン・プリンスという役はシーラ・ブラウンという子役が演じており〔.imdb.com〕、しかもシーラ・ブラウンは女の子であるとわかっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケネス・アンガー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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