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ケネス・マッケンジー・クラーク(、1903年7月13日-1983年5月21日)は、英国の美術史家。一代貴族のクラーク男爵、メリット勲章勲爵士(OM)、コンパニオンズ・オブ・オナー勲章勲爵士(CH)、バス勲章ナイト・コマンダー勲爵士(KCB)、イギリス学士院フェロー(FBA)。 == 経歴 == ロンドン生まれ。オックスフォード大学トリニティ・カレッジで美術史を学び、1931-33年アシュモリアン博物館の美術部門の部長、1933年、30歳でナショナル・ギャラリーの館長となり、1946年オックスフォード大学の教授となる。1950年退任、54年に独立テレビジョン公社の会長に就任。レオナルド・ダ・ヴィンチの研究が専門だが、美術に関するテレビを通しての啓蒙活動でも知られ、多くの著書がある。日本でも多数訳されている。1969年、一代貴族の「カウンティ・オヴ・ケントにおけるソルトウッドのクラーク男爵(Baron Clark of Saltwood in the County of Kent)」に叙され、貴族院議員となる。 主著である『ザ・ヌード』では、西洋美術史における裸体表現を「naked(はだか)」と「nude(裸体像)」という区別を通して、理想的形態についての見解を示している。 == 日本語訳 == *『風景画論』 佐々木英也訳 岩崎美術社・美術名著選書 1967、新装版1998。ちくま学芸文庫 2007 *『ザ・ヌード 裸体芸術論 理想的形態の研究』 高階秀爾・佐々木英也共訳 美術出版社 1971、新装版1988。ちくま学芸文庫 2004 *『レオナルド・ダ・ヴィンチ 芸術家としての彼の発展の物語』 加茂儀一訳 法政大学出版局・叢書ウニベルシタス 1974 *『- 第2版 芸術家としての発展の物語』 丸山修吉・大河内賢治訳 同上 1981、新装版2013 *『芸術と文明』 河野徹訳 法政大学出版局・叢書ウニベルシタス 1975、新装版2003 *『絵画の見かた』 高階秀爾訳 白水社 1977。白水Uブックス 2003 *『芸術の森のなかで ケネス・クラーク自伝』 川西進訳 平凡社 1978 *『ボッティチェルリ『神曲』素描 ベルリン美術館・ヴァティカン美術館所蔵の原画による』 鈴木杜幾子・平川祐弘訳 講談社 1979 *『視覚の瞬間』 北条文緒訳 法政大学出版局・叢書ウニベルシタス 1984 *『名画とは何か』 富士川義之訳 白水社〈アートコレクション〉1985。ちくま学芸文庫 2015 *『ヒューマニズムの芸術 初期イタリア・ルネサンスの巨匠たち』 岡田温司訳 白水社 1987、新装版2009 *『フェミニン・ビューティ 芸術における女性美』 高階秀爾訳 メルヘン社 1987 *『レンブラント』 井田卓訳 木魂社 1988 *『ロマン主義の反逆 ダヴィッドからロダンまで13人の芸術家』 高階秀爾訳 小学館 1988 *『ベスト・オブ・ビアズリー』 河村錠一郎訳 白水社 1992 *『レンブラントとイタリア・ルネサンス』 尾崎彰宏・芳野明訳 法政大学出版局・叢書ウニベルシタス 1992、新装版2015 *『ロンドンナショナルギャラリーの名画から 比べて見る100のディテイル』 高橋裕子訳 ほるぷ総連合・ほるぷ教育開発研究所 1995 *『レオナルド・ダ・ヴィンチ素描集 英国王室ウィンザー城所蔵』 細井雄介ほか訳 朝倉書店 1997 *『ゴシック・リヴァイヴァル』 近藤存志訳 白水社 2005 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケネス・クラーク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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