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ケピ帽[けぴぼう] ケピ帽(ケピぼう、、、)は、帽子の呼称の一つ。円筒形の胴に天井が水平に張られ、庇が水平につくという外観が特徴で、おもにフランスの陸軍や警察で制帽として使用されてきた。語源は「cap」のフランス語表記。
== 概要 ==
発祥は1830年代、仏領アルジェリアに遡る。当時のフランス軍は重厚な革製のシャコー帽を使用していたが、現地の気候に適応すべく、シャコー帽を簡略化させた「Casquette d'Afrique」(en)という籐で編んだより軽く機能的な帽子を考案した。 その後、フランス陸軍が近代陸軍の模範とされてきた影響で、19世紀から20世紀初頭までは世界各国の陸軍の制帽として広く取り入れられていた。しかし、第一次世界大戦前後から各国でドイツが発祥の官帽や独自のデザインの軍帽が次第に採用されるようになり、軍隊等の制帽としてはフランスや、旧植民地以外の国ではあまり見かけなくなった。だが、その簡潔にして洗練されたデザインのため、現在でもさまざまな業種や団体で制帽として採用されている。 日本ではシャルル・ド・ゴールの印象が強烈であったせいか、ながらくドゴール帽という通称で呼ばれていた。また、形状が似るワークキャップをドゴール帽と表すのは誤りである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケピ帽」の詳細全文を読む
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